先日スタバに行き、メニューにも看板にも一切ない隠れメニュー「抹茶フラペチーノ」を飲んできました。
売れる商品をメニューに載せない。宣伝しないのは、なぜなのでしょうか。

海外の企業でも、ペルーに出店するとペルー文化に基づきビジネスが行われるようです。

どうして宣伝しないのか、私なりに少し分析しました。
そうしたら、ペルー独特の文化が見えてきたのです。

本当に国によって人々の考え方や行動、販売の仕方が違うから面白いですよね。

文化の違いか。経営戦略か。みなさんは、どう思いますか?


スタバの隠れメニューの抹茶フラペチーノの謎
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大々的に宣伝していた時もありました

抹茶フラペチーノは半年前に売り出されていたメニューです。
以前は、店内や店外ポスターなどで大々的に宣伝していました。

日本人、日系人に関係なく、スタバのソファに座っている人の30%がグリーンのドリンクを飲んでいる。という抹茶大人気に! 数日で完売しすぐ、メニューから消えてしまいました。

数か月後、隠れメニューへ

数か月後、抹茶の粉が届いたのでしょう。又ペルー各地で売り出されるようになったんです。
しかし、不思議なのはポスター、看板、メニューに一切記載されていないこと。知る人だけが知る隠れメニューとなっています。

私のような抹茶大好き人間にとっては、売られているのにメニューにも載っていない事は、問題発生の火種になります。
だって、抹茶フラペチーノがないと思って、違う商品を注文しているのに、店内のソファに座ると、隣で美味しいそうに抹茶フラペチーノを飲んでいる人が見えるということです。
もう別のドリンクを注文して会計をすませてしまった後に、変更してください。とも、言いずらく「あるなら書いておいてよ。。。」という苛立ちが残ります。スタバファンを怒らせてしまう可能性も出てきますよね。

なぜメニューに載せないのか
1.作業が面倒だから
カウンターの裏にあるおしゃれなメニューボードを書き換えるのには費用も時間を要します。
もし、費用を払ってメニュー看板をなおし、新しくポスターをつくったところで、またすぐに売り切れになってしまうのなら、しない方がましだ。と思っているのではないでしょうか。

2.メニューに載せてないことで買えない客がいることを想像をしていないから
抹茶フラペチーノを飲みたい!と思っていても、売られていることを知らないために買えない多くのお客さんがいることを知らないのでしょうか。単にお客側になって想像してないのかもしれません。
ペルー人は割とのんびりしている人が多いです。
だから、メニューにないものを他の人が注文して飲んでいても、あまり気にしないと思っているのでしょう。何飲んでいるの?と気軽に聞くことはあっても、
(また、今度注文すればいいかな。)という感じで、おおらかな人が多いように感じます。
しかし、売られてるのを知っていたら買う!お客は沢山います。


3.商品をメニューに載せてないことで起こる客の心理を理解していない
スタバでリラックスしたいい時間を、美味しいドリンクとともに過ごしたい。と思ってくるお客さんの心をあまり感じてない気がします。
メニューにないということは、お客の楽しみである選択の幅を狭めてしまうことになります。お客は、書かれてあるメニューから選ぶからです。でも、ペルーではレストランでもワクワクして食べ物を沢山あるメニューから選択し注文するとき、「あっ、それはありません。」と気軽に言われてしまうことが多々あります。
ないならないで、先に教えてよ。。と思うのは少数派で、ほとんどのお客は「ないんだ。それなら、違うものを選ぼう!」と明るく選び直すことが出来ます。
その能力はすごいな。と感じることさえあります。


4.もっと売り上げを上げたいという欲望がない
スタバで働いている人はアルバイトの人が多いのですが、もし、抹茶フラペチーノが一日500個売れても10個売れても、給料が変わるわけではありません。
一時間、数百円程度の時給だそうです。
もし、売り上げがあがれば給料アップするならば、必ずカウンターで抹茶フラペチーノもありますよ。など、声をかけるスタッフが出てくるでしょう。

でも、だれも宣伝しないということは売れても売れなくてもどっちでもいいと思っているようです。
ペルーのお土産屋さんにいっても、必死に売り込んでこない人が多いです。「買いたいならどうぞ。買いたくないなら大丈夫よ。」という態度の売り子さんを多く見かけます。これも、文化の違いなのでしょう。

5.わざと隠れメニューをつくり話題性をもたせる経営戦略
「自分だけが知っている。」という人が優位にたてるような心理を考えて隠れメニューをつくってくるのでしょうか。
又「人から人へのうわさで広まっていく。」という話題性でスターバックスをもっと人気にさせるために仕掛けられた、念密な経営作戦でしょうか。
それならば、マクドナルドの初期経営の【わざとサクラをつくってスーツでハンバーガーを食べる光景を演出した。】のように、すごい秘密がペルーのスタバにも隠されているかもしれません。

6.抹茶粉末が多く仕入れられないから大量に注文されると困る
もしかしから、又完売になることを恐れてわざと売らないようにメニューに載せていないのでしょうか。抹茶粉末は輸入品を使用していると考えられます。
ペルーの今の経済は、大統領の方針が海外の輸入品より自国の物の販売により貧富の差を縮めようとしています。

ですから、輸入品の抹茶パウダーをあまり使用したくないために、宣伝をさけているのかもしれません。ほかの商品よりの、原価が割高の可能性もあります。


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普通」と思っている事は、世界では「普通ではない」
あくまで私が個人的に分析しただけなので、真実はわかりません。
しかし、ペルーっぽいな。と異国の新しい発見が出来ました。

外国に旅行すると、「えっ、日本だったらありえない。」と驚くことありますよね。
それは、国によって人々の考え方や文化が大きく違うからでしょう。

例えば、
・ロスバケして外国に到着した時、スーツケースが届かなかったのに航空会社の人は「そうですか。じゃ、ここに記入してください。」と笑顔で対応。一言も「すみません。」とあやまってはくれない。
・レストランで食事とデザートを注文したら、デザートが先に出てきた。
・銀行に入るのに1時間以上待たされていても、文句を言う人がいない。
・大人が外で歩きながらアイスクリームをパクパク食べている光景。

ペルーにいると、どうして?と思うようなことが沢山あります。
でも、10年以上住んでいるとなんとなく日本での感覚が麻痺してきて、ペルーのやり方の方がしっくりくるようになってしまったり。

要は、その国の常識は世界の常識でないということを痛感しました。
よく、「普通なら。。。」なんて考えることがありますが、
普通というのは、その人だけがもっている固定観念であり実際は存在しない
のでないでしょうか。


スタバの抹茶フラペチーノが自分の持っている価値観を大きく広げてくれました。
ちなみに、抹茶フラペチーノを飲んだ感想ですが、ほろ苦い中に甘みがあって久しぶりに日本の味を感じ、とっても美味しかったです。
いいカフェタイムを過ごせました。