ペルーでは、細い道やリマの郊外に出るとカラフルな屋根付きバイクを沢山見かけます。観光のお客様が思わず写真を撮ったり「あれは一体なんですか?」と驚かれるほど。それは、バイクタクシー。赤や緑、青など走行していい地域にやって色が違っています。

運賃のバス代より高めですが、車のタクシーよりリーズナブル。市民の大切な足となっているバイクタクシーをご紹介します。



ペルーのバイクタクシーはカラフルで可愛らしい
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バイクタクシーとは
ペルーではmototaxiモトタクシー=バイクタクシーと呼ばれています。タクシーと同じようにお金と引き換えに人を行き先まで送ってくれます。3輪のタイヤに屋根をつけたオートバイと言い換えることもできます。25個カ国以上で使用されていますが呼び方はそれぞれ違うようです。


日本のホンダがペルーでバイク製造子会社を設立
ペルーは南米で一番初めにバイクタクシーを使用した国です。
ペルーのバイクタクシーの始まりはアマゾンです。1980年代に好奇心が旺盛な整備士がバイクを改造しお客さんを乗せる部分をくっつけてみました。この人を運ぶことが出来るバイクという画期的なアイデアはあっという間にアマゾン都市部まで広がっていきます。

日本のホンダはバイクタクシーの権限を購入しすぐに量産を進めていきます。
1975年日本の自動車会社ホンダは「需要があるところで生産する」という理念のもと、ホンダの2輪車製造子会社Honda Selva del Peru S.A.を資本金200万ドルで設立します。初め40人で始まった会社は、10年間で30万台を超える製造量となります。
ペルーの北部トルヒーヨ、2006年からはアマゾンのイキトスでも生産が進み、地域に合わせた3輪車(motokar)も製造していきます。

その後インドからバイクタクシーも到着しましたがあまり人気がでませんでした。サイズがとてもコンパクトであったため、領土が大きいペルーアマゾンで使用するにはあまり受け居られなかったようです。その為、ペルーのバイクタクシーは地域の環境によって形や大きさが異なります。


ペルーのバイクタクシーはその後、住民になくてはならない交通手段となっていきました。しかし、数が増えるとともにサービスの質の低下や、価格競争による低賃金、メンテナンスの欠如につながり結果交通状況の悪化につながります。
首都のリマではバイクタクシの使用を大通りでは禁止し、色別に走れる道路と区域を分け交通状況の改善に努めています。


バイクタクシーのビジネスとは
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大体バイクタクシーが新車で$4000~$5000で売られています。又中古になると$1000~$3000ほど。運賃はお客さんと値段交渉制ですがおよそ2ソル~5ソル。

一日に3分ほどで行ける近距離を1回1USドルの運賃で送迎するとします。
1時間に5回こなし、1日で40回送迎出来たら40USドルの儲け。
22日間働けば1か月で880USドルという感じでしょうか。

その中からバイクの燃料やメンテナンス、購入時のローンなどを返していくことになります。出資金が少ないので儲けのそれほど多くありませんが、ペルーの一般賃金や物価から見ると数をこなせれば家族を養えるほどの給料となるでしょう。


運転手さんに乗車拒否されることも
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ペルーのバイクタクシーの運転手さんは大体18歳から25歳ほどの若い男性がしている事が多いです。

市場から家に帰る時15分くらいの距離を頼むと、断る運転手さんも多いです。
なるべく近距離で数をこなしたいのでしょう。又、お客さんが沢山いる市場などの中心地をなるべく離れたくないのでしょう。

でも、日本でタクシーを乗る時断られたことありますか? 
始めタクシーに断られた時は、「えっ、ペルー人よ。働いてるんじゃないんですか?なぜ、お客さんを断る!」と思いました。しかし、これも文化の違いです。もちろん、お金を受け取る側にも断る権利あると考えれば納得いきます。
{あっち方面には行きたくないな。戻るの大変そうだし。}と思ったらNOと言えるのがペルー方式です。
お客さん側も、お金を払うけどサービスしてくれますか?
運転手さん側も、僕の送迎に代金を支払ってくれますか?
という気持ちでいないといけません。
売りても買い手も同じ人間!という50/50の関係性で成り立っています。


私が出会った面白い運転手さん
・バイクタクシーに乗り込む時に値段交渉しますが、乗った後に「ちょっと遠そうだから35円アップしてくれない?」と値段を変えるよう交渉してくる人。

・混んでいると歩道もなりふり構わず走行してしまう運転手さん。


・わざわざ運転席から降りて荷物を降ろしてくれる優しい運転手さん。


・バイク仲間が近くにいるとクラクションを鳴らしたり、大声で叫んでコミュニケーションをとろうとする運転手さん。


・リマの郊外では、明らかに10代前半でしょ。という子供がバイクタクシーを運転していたり。


・お客さんがのっていても、アイスキャンディーをたべながら運転すお兄さん。


・ラジオをききながらノリノリで音楽に合わせ売歌って運転する人。  等々



★ペルーでバイクタクシーに乗ってみたい!という希望がある方お供しますよ。