ペルーでは飲食や食料を販売する店がおよそ22万店あります。そのうちの80%の店がパンデミックを受け配達業務に乗り出しました。国が経時的に危機を迎えている中で、唯一爆発的に成長した分野と言えるでしょう。2020年の年間成長率は30%、デリバリーの配信広告は200%増えたそうです。その結果デリバリーは250%アップしました。

配達業界が伸びる中でも倒産するお店や、売り上げがアップするお店があるわけです。飲食業界の中で繰り広げられる厳しい現状と、成功の秘密を見ていきましょう。

パンデミック中にデリバリーが250%アップ
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ペルー人はなぜ食べることが好きなのか

ペルー人は「なぜ食べることが好きなのか」を考えた時ただの食いしん坊で沢山美味しいものを食べたいからと言い難いものがあります。
国民はなぜ、家でも作れる料理をわざわざ高いお金を払ってレストランまで食べに行くのでしょう。

こう考えるとわかりやすいでしょうか。
なぜ、家でも飲めるコーヒーをわざわざスターバックスまで足を運んで飲みに行くのか。

スタバが使用している同じコーヒーメーカー機械を買って家におき、スタバが使用している同じ豆を使って家でコーヒーをいれて一人で飲む時間。
明るい日差しを浴びながら外を散歩して、スタバのお店に入り笑顔が素敵な店員さんから親切に説明してもらってカップに自分の名前を書き、誰かにコーヒーを入れてもらって、店内のおしゃれなインテリアの中でフカフカのソファにすわり外の景色を見ながらゆっくりとコーヒーを飲む時間。

同じコーヒーの味だとしても時間の感じ方が違う=つまり味わう体験が違うのです。


同じ料理、素材だったとしてもわざわざお店まで足を運ぶのは食より体験を重要視しているからでしょう。
一人で食べるより、家族や恋人、友達と一緒に食べる時間を持つことで、食だけでは味わえないもっと価値のある経験を手に入れることが出来ます。

時間=人生
どれだけ、自分の人生をより良いものにするかを求めて人々はレストランにわざわざ足を運んで自炊よりも高額な金額を払い、自分の時間を楽しんでいるのだと思います。


廃業を余儀なくされた店舗
パンデミックになり、多くのレストランが廃業しました。
何十年も続く有名な老舗も、お客の足がとだえ従業員の給料も払えなくなりお店の賃貸料もかさんでどうしようもなく閉店していったのです。

特に高級料理店は危機に直面しました。
例えば、一般的に食べられるペルー料理ロモ・サルタード(牛肉とトマトの醤油炒め)は、通常のレストランで500円ほどで売られています。

しかし、高級レストランでは親切なウェイター、店のエレガントな雰囲気、お洒落な場所で好きな人と特別な時間をもつという体験をするために料理ロモ・サルタードに2000円を惜しまず支払う人が一杯います。

しかし、高級料理店がデリバリーに転換すると2000円で売られていた料理がプラスティックのパックに詰められます。雰囲気もなにもないただのロモ・サルタードを家のリビングでプラスティクのフォークとナイフで食べなければいけません。
お客は同じ料理を家でたべるのなら高級レストランのものではなくても一般的なレストランの500円の方でいいかな。と思うのは当然です。



パンデミックでも売り上げを伸ばすお店の共通点6つ
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そんな中でも、パンデミック中にデリバリーで売り上げを伸ばしたお店もあります。
成功しているオーナーが言う事にはいくつかの共通点がありました。成功の鍵は何だったのでしょう。



1.ビジネスのデジタル化を徹底
人件費をなるべく抑えられるようITの技術を使いました。
注文、作る、配達の流れをスムーズに出来間違えがないようにデジタル化したのです。


2.注文と配達の数、費用をオンラインで管理
必要な分だけの材料を仕入れられるように、注文の数をは把握しました。
そのことで、余分な支出を抑えることができます。


3.ブランドの向上に努める
自分の所にしかないオリジナル性をアピールしてファンを獲得するよう努めました。ここの店なら、他のものを頼んでも間違えないと思ってもらえるよう信頼性も獲得できます。


4.コストを極力抑える
店舗の賃貸料が高いので広い店舗から小さな店舗に引っ越したり、人員を削減するなどしてなるべく費用がかからないように努めました。


5.SMSでの広告に力を注ぐ
フェイスブック、インスタグラム、GOOGLE広告などを使用し多くの人にまず知ってもらえるよう広告に費用を使用しました。


6.顧客をのがさない
以前通ってくれていた店のファンが逃げないように、個別にチラシを配ったりメールでメニューを発信してデリバリーになっても注文してくれるよう改善していきました。




★皆さんがもしもレストランを営業していたらどのようにしてパンデミックの時期を乗り越えますか。もしかしたら、21世紀を生きる私たちに向けられたビジネスのオンライン予告練習を試されているのかもしれませんね。